- 副業解禁なんてしたら社員は辞めちゃうんじゃないの？
- 副業を始めても、社員が辞めないように制限することはできる？
副業解禁は社員をつなぎとめる効果がある
副業を解禁して、副業を始めた社員が軌道に乗って辞めてしまう。
そのような心配をされる人事担当者様もいらっしゃるのではないのでしょうか？
確かにそのリスクは無いとは言い切れません
しかし、反対に、副業解禁には社員をつなぎとめる効果もあるのです。
仕事を辞めることなくチャレンジができる
副業解禁に社員をつなぎとめる効果があるとは、どういうことでしょうか？
それは、仕事を辞めることなくチャレンジができるという副業解禁のメリットにあります。
もし、あなたが新しいことにチャレンジしたいと考えたら、どうしますか？
今までの日本であれば、仕事を辞めて転職したり独立したりするのが一般的であり、例え今の会社が好きであっても一大決心をして会社を退職していた方が多数派であったと思います。
このように、副業を禁止した状態だと、社員は新たなチャレンジをする際に、仕事を辞めざるをえないのです。
しかし、副業という形であれば、本業の仕事を辞めることなく、新しいことにチャレンジできるメリットがあります。
これは、会社にもメリットがあり、副業を禁止していたら一大決心して辞めていったかもしれない社員を、会社につなぎとめることができるのです。
実際に、厚生労働省の「副業・兼業の促進に関するガイドライン」でも、副業解禁のメリットとして「優秀な人材の獲得・流出の防止ができ、競争力が向上する」という事例が挙げられています。
また、副業で得たスキルや知識を本業に活かしてくれるという利点もあります。
万が一その社員の副業が上手くいかなかったとしても、その社員は納得して本業の仕事に集中してくれるようになります。
副業を解禁することで、社員とWinWinの関係になる
このように、副業を解禁することで、禁止していた状態だと退職していたかもしれない社員を、副業という形でチャレンジしてもらい、会社につなぎとめられるかもしれません。
また、副業を始める社員としても、守るべき家族・生活がある中で仕事を辞めてチャレンジをするよりも、副業から小さく始められた方が失敗した時のダメージが少ないというメリットがあります。
正しく社員に目的を伝えて副業を解禁することで、このようなメリットを会社と社員双方が最大限に享受することができます。
