「副業」「兼業」「複業」…いろんな表現があるけど、どう違うの?

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最近世の中では副業を始める人が増えてきました。

みなさんも、ニュースで「副業」「兼業」「複業」といった言葉を目にすることが増えたのではないかと思います。

この記事では、これらの言葉の意味の違いや、使い分け方について解説したいと思います。

結論 これらの言葉は"複数の仕事を持つこと"という点は共通しており、それぞれニュアンスが異なります。

この記事で分かること

「副業」「兼業」「複業」の意味

厚生労働省が使う用語

まず、副業解禁を促進している厚生労働省がどのような言葉を使っているか見てみましょう。

厚生労働省は、「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を出しており、「副業・兼業」という括りで主に表現しています。

≪参考≫厚生労働省 副業・兼業
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000192188.html

なお、厚生労働省においては、副業・兼業を行うことは「二つ以上の仕事を掛け持つこと」と想定されています。

中小企業庁による定義

中小企業庁の「兼業・副業を通じた創業・新事業創出に関する調査事業研究会提言」によると、下記の通り定義されています。

兼業・副業とは、一般的に、収入を得るために携わる本業以外の仕事を指す

それぞれの持つニュアンスについて

「副業」「兼業」「複業」

基本的には中小企業庁の定義通り、「収入を得るために携わる本業以外の仕事」という認識で問題ありません。
強いて言うならそれぞれ下記のようなニュアンスがあります。

  • 副業:「副」という言葉の通り、本業を"主"とするニュアンス
  • 兼業:同等の仕事を"兼ねている"というニュアンス
  • 複業:"2つ以上の仕事"を持っているニュアンス

それぞれニュアンスを書きましたが、例えば副業の収入が本業を上回ったら別の言葉になるかというとそうではありません。
あくまでニュアンスであって、使う人によって認識も異なる領域だと思います。

続いて、その他の表現方法について紹介します。

その他の言葉について

  • パラレルキャリア:副業の目的を収入ではなくキャリア形成に向けたときに使われる言葉です

最後に

それぞれの用語のニュアンスについて、いかがでしたでしょうか。
見ていただいた通り、明確な定義は無く、人それぞれが使いたい言葉を選んで使っているという印象が強いです。
これから副業を始めることを検討されている方も、ニュアンスを押さえて、好みの言葉を使っていただいて問題ないと思います。

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